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活動報告

鈴木晃志郎(富山大学准教授)の活動報告ブログです

 

IGU-CSRSの論文集が出版されました


Category: 論文書いたよ   Tags: ---
我々、地理学者にとって恐らく最も大きい組織というのは、1922年にベルギーで設立された国際地理学連合(International Geographical Union)ではないかと思います。同連合の国際学術大会は毎年、あちこちの国で開催されておりまして、一昨年は京都がその舞台でした。日本中の地理学者が色めき立ち、色めき立ってない私のような部外者にまで影響が及んでくるほど大きなイベントでして。畏友、林琢也先生を通じて農村景観保全の分科会(Commission on the Sustainability of Rural Systems)から「砺波の話で何かネタを出せ」とのご下命を拝領。号令一下、畑違いの農村地理で国際学会に挑むという暴挙に出た、というお話は、ずいぶん前に本ブログのネタにさせていただきました(→ これです)。今般、このときの予稿集が下敷きになった論文集が刊行されましたので、ご案内させていただきます。

Suzuki, K. 2014. Important Cultural Landscape List and the Decay of Traditional Agricultural Life: A case of dispersed settlement in the Tonami Plain, Japan In Kim, D-Chul, Firmino, A.M.V. and Ichikawa, Y. (eds.) Globalization and New Challenges of Agricultural and Rural Systems. Nagoya, Univ. of Nagoya Press: 59-70.

IGU予稿集


この国際学会、もちろん畑違いの分野で発表し、大変緊張した+留学までしたのに英語を忘れてて自分にがっかりしたという意味でも思い出深かったのですが、むしろ後日譚のほうでより深く思い出に残った国際学会でして。

会議の一ヶ月後から、私のメルアドに「あなたの原稿はすばらしい、ぜひ私のところに」、「いやいやうちこそ相応しいよ、インパクトファクターなにがしです」などという投稿勧誘メールが、世界中の学者?や出版社?から殺到するようになりまして。ついに私も時代の寵児オボカタ化したかのではと錯覚するも束の間、国を跨いで研究者をカモにする「論文掲載料ビジネス」が成立していることを、この学会に参加したお陰で知ることになったのでした。そのときの顛末はこちらをご一読いただければおおよそ知っていただけるものと存じますので未読の方はぜひどうぞ。

これまで二年近くにわたり、拙稿をめぐって激しく火花を散らせていただいた世界中の学会(という名の業者)の皆さま、大変申し訳ありません。以上のような次第で、タダで掲載してくれる査読誌に拙稿をめでたく載せていただきましたので、上記で取っておりました勧誘業者リストの記録は、本エントリをもって更新を終了させていただきます。

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