活動報告

鈴木晃志郎(富山大学准教授)の活動報告ブログです

 

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『都市問題』誌の特集「迷惑施設とどう向き合うか」に寄稿しました。


Category: 論文書いたよ   Tags: ---
もうかれこれ、四年も前の話になりますが、ひょんなことから研究助成をいただけることになり、浜松原発に関する調査をしたことがありました。この調査、本当は原発の社会的影響について、多方面から検討しようという内容だったのですが、そういう企画書を書いて研究助成がいただけることになったのは3月上旬。察しの良い方はもうお気づきでしょうけれど、その直後、やってきたのがあの未曾有の大震災だったのでした。

調査するはずだった浜松原発は運転を中止、それっきりに。一応型通りの調査は行ったものの、とても成果を公表できるような状況ではなく、調査内容そのものも中途半端になってしまいました。さてどうしたものか、と頭をひねった末に急遽行うことにしたのが、NIMBYに関する文献研究でした。

研究助成期間は年度末までですから、それまでに何らかの成果を報告せねばなりません。幸い、私の入っている学会の中に唯一、エントリーが晩秋で、ほぼ間違いなく年内に論文を公表できる論文集があることを思い出しました。日本観光研究学会の論文集です。そこから数か月間、掻き集めてきた論文をひたすら読み、私なりに整理を加えて、どうにかこうにか観光研究学会全国大会のエントリーに間に合わせることができ、成果物を公表、最低限度の義理を果たすことができたのでした。

・鈴木晃志郎(2011):NIMBY研究の動向と課題.
    日本観光研究学会全国大会研究発表論文集26: 17-20.


いちおうフルペーパー扱いとはいえ、上記の論文集は学会発表とセットになった、プロシーディングス色の強い雑誌です。私なりに精一杯やったとはいえ、締切ぎりぎりになってもNIMBY研究の全体像を見通せた確信がもてず、消化不良のままに投稿原稿を送ったことを覚えています。しかしながら皮肉にも、公表後にこれがちょくちょく引用されてしまいまして・・。それまで、NIMBYに関する概念整理をおこなった論文は日本にはありませんでしたから、一定の需要があったということなのでしょう。勉強途上の雑駁な論文を読んでくださった方々に対して、ありがたいと同時に申し訳なくなり、機会があったら、もう少しきちんと整理した形でアップグレードしたいなと思っていたところでした。

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二か月ほど前のある日、そんな私に降ってわいたような公表の機会を、寄稿のご依頼という形でくださったのが、雑誌『都市問題』を出版なさっている、(公財)後藤・安田記念東京都市研究所の編集部の皆様でした。来たる7月号の誌上で特集「迷惑施設とどう向き合うか」の特集を組むことになったこと、事例報告とは別に全体を見渡すような原稿が必要であること、上記の未完成な原稿を読んでいただいた上でのご依頼であることが依頼状に記されているのを拝見し、4年越しの渡りに船!と失礼な話ですが直感。一も二もなくお引き受けした次第。そこから新しく集めた文献を読み漁り、これまでに書いたものを猛烈に読み直して整理をやり直し、三週間で突貫工事を敢行したのが、このたび公表をお知らせいたします以下の小論です。

・鈴木晃志郎(2015):NIMBYから考える「迷惑施設」.
                都市問題106(7):4-11.


都市問題表紙冊子体は7月4日から全国の書店や図書館などで読めるそうです。日経テレコンにも電子版が登録されるそうで、恐らくサービスを利用されている方は、明日からダウンロードでもお読みになれるものと思います。私も電子版はすでに手許にいただいており、一か月ほど後からであればリポジトリ上で公表しても良いそうなので、また公表できることになりました際は、こちらの方で告知させていただきます。

私の父もアカデミックなもの書きだったのですが、都市問題は、父の書斎にもよく広げられていたなじみ深い雑誌のひとつでした。現在は一般誌としての性格ももっているようですが、90年以上前から続く非常に歴史ある雑誌で、菅義偉さんや浅沼稲次郎さん、市川房枝さん、新渡戸稲造さんのような教科書に載ってるレベルの方々、磯村英一、石水照雄、奥田道大、上野千鶴子、似田貝香門、新明正道、倉沢進先生ら超ご高名な社会学者、柴崎亮介先生や荒井良雄先生、内田忠賢先生ら地理学界の雲上人の先生方もお書きになっています。そのような雑誌からご下命を頂いて末席を汚させていただくことができ、大変感慨深いものがありました。また、ご担当のWさんの仕事ぶりが非常に注意深く丁寧でいらっしゃり、これまで経験したことがないほど安心感をもって校正をお任せできたのが印象的でした(有り難うございました)。

寄稿した原稿は、迷惑施設に関する拒否反応についての研究をNIMBYの切り口からまとめた内容で、ベースにしたのは申すまでもなく以前の観光研究学会の原稿ですが、4年前の同小論に比べると数段よくまとまって、完成度も高くなっているのではと思います。恐縮ながら本稿の公表を前に、すでに私のサイト上で行っていた観光研究学会論文のPDFの公開は取りやめさせていただきました。今後もし拙稿を引用いただけるようなことがございましたら、どうぞこの都市問題所収の拙稿をご活用くださいますよう、よろしくお願いいたします。

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