活動報告

鈴木晃志郎(富山大学准教授)の活動報告ブログです

 

日本観光研究学会で発表しました


Category: 学会行ったよ   Tags: ---
12月4~5日に文教大学(神奈川県茅ヶ崎市)で開催された
日本観光研究学会全国大会で、このところ取り組んでいた
鞆の観光案内図の分析結果を報告しました。

GIS学会の論文集に掲載された前作は、主として鞆の浦の
観光案内図の範域(四隅)を問題にしていました。これに
対し今回は、各図中に含まれる観光スポットの分布傾向や
掲載頻度を分析しており、2者はいわば、姉妹作です。

論文のダウンロードはこちらをクリック

GIS学会論文集では、鞆の浦の観光圏が実質(論文中で
「江の浦」地区と呼ぶ)港周りのエリアに限定されていた
ことが分かっていますから、今回の分析からも同じ傾向が
出ることは、分析の前から明らかでした。

今回新たにはっきりしたことは、“メジャーな”観光施設が
山裾の寺社仏閣や鞆城、福禅寺などの「微高地」を中心に
拡がっていることです。鞆の観光資源は、実質的に歴史的
文化施設が中心ですから、昔の名士や有力者が済む条件
の良い土地が、結局今でも一番普遍的な鞆の観光資源と
認知され、来訪者の巡礼対象として機能している、という
わけです。

掲載頻度別の観光名所分布パターン

「なんだ、そんなこと知ってるよ」。特に、地元の皆さんは
そう思われることでしょう。しかし、その何でもないことを
裏づける根拠が、果たしてあったでしょうか?
研究者であり、外部の人間であり、現在は住民協議会の
アドバイザーでもある私に今できる仕事は、持ち合わせた
見識で良し悪しの判断をすることではなく、判断をするに
あたって必要となるデータや資料を提供することにあると
思っています(本来、研究者はそうすべきでした)。

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今回の学会には、個人的にもうひとつ目的がありました。
今は茅ヶ崎に隠居されているかつての恩師に、お会いする
ことです。私が大昔、一度目の留学をするとき
応援して下さった方です。
ご高齢でいらっしゃる先生、果たしてお会いいただけるだろうか・・
そんな心配は、手紙を読んだ先生からの電話を前に、杞憂に終わりました。
町を見下ろす喫茶店で、親しく昔語りをしながらのひととき。
13年ぶりの、感慨深い時間でした。

お年こそ召されたものの、今も
研究への情熱を燃やされる先生。
変わらぬその穏やかな語り口を前に、
いつしか学生の頃に戻っている自分がいました。
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これで年内の学会活動は、全て終了。
残り少ない日々は、最近依頼された、少し大きな仕事の
ために使おうと思っています。それと、来春からの講義と
実習の準備・・・。ちょっと憂鬱ですが、頑張らないと。
今年もあと余すところ一ヶ月。皆さんも好いお年をお迎え
くださいね。


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テーマ : ちょっと、お出かけ    ジャンル : 地域情報

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