活動報告

鈴木晃志郎(富山大学准教授)の活動報告ブログです

 

国際会議へご招待という名でカモる方々注意報


Category: お知らせ   Tags: ---
この手合いはフィルタリングされるはずなのに、なぜかメールボックスに届いていましたので、一応同業者の皆さまへ注意喚起の意味で掲載します(これに騙される人はあまりいないと思いますが...)。もちろん現時点で100%クロだと断言はできませんけれど、99.9%クロだとは申し上げておきます。

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Dear Sir/Madam,

The Human Rights International Organization, invites you to participate in the 2017 educational symposium on Child sexual abuse, such as' Child Marriage, Human Trafficking, A Solution to Global Terrorism and Anti-Slavery. the educational symposium will be taking place from June 26th to 30th 2017 at the conference place in Texas, USA. The symposium meeting will contain various talks and mini workshops related to the issues of Challenges.

The organizing committee sponsors are responsible for visa processing to those who requires visa to the United States and provide free round-trip air tickets from your country to the United States and back to your country. Hotel Accommodation will be your responsible during your stay in United States. Interested participants are to contact the organization office directly by e-mail:
humanrightsorgoffice@zoho.com

We look forward to your honorable presence.

Thanks!
Dr. Regina Taylor
Assistant Director - Program on Human Rights and the Global Economy.
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このメールが巧妙なのは、以下の点です。
1.The Program on Human Rights and the Global Economy (PHRGE)が実在すること。ノースイースタン大学の法学部が持っているプログラムで、メールに書かれている内容とほぼ一致する趣旨の活動をしています。
2.Dr. Regina Taylorと仰る助教(Accistant Prof)も実在します。クレイトン大学の経営学部の方で、職業倫理を専門にされているようですね。
3.The Human Rights International Organizationはネット上に存在しない一方、類似の組織は唸るほどヒットします。

しかし、注意してみるとおかしな点が多々あります。
1)メールのテイラーさんはプログラム名を名乗っていながら、それがどんな組織のプログラムなのかを明示していません。強いていえば1ですが、メールにはその組織へのリンクがありませんし、PHRGEにも上記シンポジウムに関する情報は出ていません。
2)差出人はなぜかその組織のメールではなく商用メルアド(@zoho.com)を返信先に指定している。
3)にもかかわらず、このメールにダイレクトに返信すると、"International Symposium" boopawerem@bigpond.comという別のアカウントに送られる設定になっている。
4)そもそも、私には人権問題で国際会議に呼ばれるような実績が何もありません(しかし、もし私が人権問題で国際誌に書いてたりしたら、意外に簡単に返信してしまうかも知れませんね)。
5)つーか、ご招待メールなのに招待してる相手の名前も知らねえのかよw
6)同一内容なのに、なぜか返信先の違う(humanrightorganization@aol.com)勧誘文をネット上で確認したため。まともな国際会議でこれはないでしょう。

その後の流れはおそらく:
(1)参加登録しました。参加費は無料ですが交通・宿泊費は負担です+為替レートがどうのなので、予めこちらでドル建てにしますと言ってきて、(2)口座を指定してくるという流れでカモる感じではないでしょうか。色々考えるものだなと感心しきりですが、国際会議の招待に目をつけるというのは新しい着眼点なもので、念のため警鐘を鳴らしておきたいと思います。純真な皆様は、念のため慎重になさってください。

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テーマ : アクティブラーニング    ジャンル : 学校・教育

2016年度 富山地学会学生発表大会のお知らせ


Category: お知らせ   Tags: ---
私も末席を汚させていただいている富山地学会の2016年度学生研究発表大会が、今年も開催されます。案内が参りましたのでここで告知させていただきます。当方からは三人の学生が卒論の内容を発表してくれることになりました。お時間のございます方はご来聴いただけますと幸いです。

日時 2017年3月5日(日) 13:15~16:50(開場13:00)
場所 富山国際学園サテライト・オフィス「地域交流センター」(CICビル3F)



13:15 開会の辞

13:20 「北海道小樽市における観光の現況と課題」
  岩林貴文・木佐貫あすか・坂上健高・佐藤叶汰・淸田春香・村恵里佳
    (富山国際大・現代社会4年)
13:40 「瑞龍寺を中心とした周辺観光の展開
      −瑞龍寺来訪客へのアンケート分析を中心として−」

  金子日都美(富山国際大・現代社会4年)
14:00 「映画のロケが地域の活性化に及ぼす効果
      −「人生の約束」新湊ロケを事例として−」

  鈴木有生(富山国際大・現代社会4年)
-- 休 憩 14:20~14:40 --
14:40 「社会的・空間的排除の中のサバイバルゲーム」
  田中悠也(富山大・人文4年)
15:00 「地方都市におけるクラシック音楽祭の開催意義」
  竹村優希(富山大・人文4年)
15:20 「鉄道の第三セクター化が鉄道利用に与える変化
      ―あいの風富山鉄道沿線高校在籍生徒へのアンケート調査を通して―」

  縫田一歩(富山大・人文4年)
15:40 「平成の大合併後の被合併町村の地域変容―富山市の事例―」
  石田雅子(富山大・人発4年)
16:00 「富山県東部沿岸を中心とした2008年2月寄り回り波の波浪特性」
  長谷美波(富山大・理4年)
16:20 「立山弥陀ヶ原火山の完新世噴火履歴」
  布村優貴(富山大・理4年)

16:40 閉会の辞

テーマ : アクティブラーニング    ジャンル : 学校・教育

TOM's Press 39号に、実習3の報告会がとりあげられます。


Category: お知らせ   Tags: ---
富山大学の広報誌『TOM's Press』の新号に、先般能登島調査の成果報告会を行った学生たちの活動が載せて頂けることになったそうです。公開前なので関係のあるところの画像だけキャプチャしてご紹介。

TOM's Press 39号10ページ部分

小さな島でネタを探すのも大変だったと思いますが、頑張ってきた甲斐がありましたね。卒論は場所の制約ないですから、きっとさらにすばらしい卒業研究をやってくれるはずと期待しております。

テーマ : アクティブラーニング    ジャンル : 学校・教育

地域生活学研究に今年2本目の原著論文が掲載されました。


Category: お知らせ   Tags: ---
昨年から、日本初の完全無料型査読付きオープンアクセスの電子ジャーナルとなった『地域生活学研究』の第5号。今年は、初めて投稿原稿を5つのカテゴリに分け、きちんと各論文の先頭ページに種別を明記しています。先月に続き、今年2報めの原著論文が査読を通過し、掲載されましたのでご案内します。

宮野沙紀・喜田裕子 2014. 二重拘束状況における愛着の内的作業モデルと情報処理の関連.
   地域生活学研究5:18-27.


私の所属する人文学部の紀要は、一昨年から規定が変えられ、従著者であっても学生の投稿はできなくなってしまいました。人文学部の教員の一人として、同じ屋根の下で時間を共有しながら、身分が教員でないというだけで投稿できない状況を申し訳なく思っていました。研究の良し悪しに職位の上下は関係ないはずですから・・。そんな中、同学部の卒業生が本誌を通じて、4年の学究の成果を公表してくださったのは、投稿資格に垣根を設けない『地域生活学研究』の編集子としては大変嬉しく、また名誉なことだと思っています。

第二著者の喜田先生は、臨床心理学的なアプローチをご専門にされてきた方で、その教えを受けて卒論をお書きになった宮野さんの論文も、乳幼児期の親子間の愛着関係のありようが、その後の人生で対人関係を結ぶ際の枠組みにどう関わっているのかを実験的に確かめようとしたものです。大変きっちりと検証されたいい論文で、正直数学の苦手な私はかなり気後れしてしまうほどでした。全国の大学で、このようないい論文が未公表のまま埋もれてしまっている例は数多あると思います。ささやかながら、地域生活学研究を通じてそうした成果に光を当てるお手伝いができることは、私にとってこの上ない喜びです。

テーマ : 電子書籍    ジャンル : 本・雑誌

地域生活学研究に、今年最初の論文が掲載されました。


Category: お知らせ   Tags: ---
昨年から、日本初の完全無料型査読付きオープンアクセスの電子ジャーナルとなった『地域生活学研究』の第5号。今年は、初めて投稿原稿を5つのカテゴリに分け、きちんと各論文の先頭ページに種別を明記することにいたしました。3月の時点で、すでに地元富山の「花街道薬膳のまちを夢みる会」を主宰し、中心市街地の沿道に花を植栽する活動をなさっている今井壽子さんのエッセーを掲載してまいりましたが、6月に入って、今年最初の原著論文が査読を通過し、掲載されましたのでご案内します。

中野英之・石崎巧馬・高野金助・棚原 朗2014. 身近な線量計や材料を用いた
   福島県伊達地方の環境放射能測定
. 地域生活学研究5:7-17.


京都教育大の准教授をなさっている中野先生は地学教育がご専門で、これまでにも小中学校の理科教育支援に関する多くの仕事をなさってきた方です。ご投稿いただいた論文は、いわゆる3.11を受けた、地学・理科教育の社会貢献や復興支援を念頭に置いた研究で、その意味では大変トレンディなテーマであると思います。

なにぶんお金の出る「旬の」研究テーマですので、こうした復興支援やポスト・フクシマを謳う研究の中には正直私の眼にはある種の特需を前にした、「よこしまな義侠心」を感じさせるものも散見されます。その点、中野先生たちのご研究は、決して大風呂敷を広げようとはなさらず、地域の課題の中から自分たちの専門領域や研究資金の枠内で無理なく解決に資することのできるテーマを設定されたうえで丹念にフィールドワークなさったもので、良い意味で「地に足の着いた」御研究と敬服する次第です。特に、すべて「俺がやる」のではなく、後に続く(恐らくは地元も含む)人々への技術供与のまなざしを持っているところに、この国難を前にした著者の秘めた至誠と研究者としての良心を感じた次第です。

また、第二著者と第三著者には、それぞれ先生の教え子さんと地域のNPOの代表者が参画されており、研究を通じた民学連携になっているところも、本誌の志をよく汲み取っていただいた上でのご投稿で、大変ありがたく思う次第です。このような研究成果の公表に、ささやかなりとも本誌が貢献できたことは、大変名誉なことで、ご投稿先に選んでくださった中野先生を始めとする投稿者の皆さまに、この場を借りて御礼申し上げます次第です。

第5号は引き続き、年末まで皆様の御投稿をお待ちしております。査読はきちんといたしますが、落とすために重箱の隅をつつくような査読ではなく、できるだけ掲載の意に沿えるよう、論文の質(価値ではなく)を高めていこうという建設的なものです。今後も本誌の運営を通じて、既存の雑誌の枠内には収まらないテーマで投稿先を探されている方、研究成果の公表を通じた産学官民連携を志向される方、一刻も早い成果公表を目指される方、学会費や掲載費の負担が重い若手研究者の方々などに、幅広くお役立ていただければと思っております。よろしくお願い申し上げます。

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