活動報告

鈴木晃志郎(富山大学准教授)の活動報告ブログです

 

ようこそ、いらっしゃいませ。


Category: 本ブログについて   Tags: ---


富山大学 人文学部 人文学科
社会文化講座に所属する、鈴木晃志郎と申します。

地理空間を共有する人々が、異なる価値観や意識を抱き
時には、それが原因で摩擦や誤解まで生じてしまう。
一体なぜ、どこからその齟齬は生まれてくるのか、
どうすればそれを軽減できるのか、を研究しています。

こちらは私の個人ウェブサイトの一部で・・・
・研究者(特別イベントがあれば教育者)としての活動の近況報告
・私の専門に関係するシンポジウム、公開講座、イベントのご案内
・成果物の公表(著作権が絡まないものに限る)


をするための、備忘録的なスペースです。
一般的な意味での日記やブログではありません。



私のウェブサイトへお越しいただける奇特な貴方は
このリンクをクリックして移動なさってください。


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テーマ : 読み聞かせ・ブックトーク    ジャンル : 学校・教育

舟橋村調査の成果発表会を実施いたします。


Category: 巡検・実習   Tags: ---
例年、三年生を対象に実施している人文地理学実習3の今年度のフィールドは舟橋村です。どちらかというと笛吹けど踊らずな学年ですが、今年は例年になく運に恵まれ、コンソーシアムから助成金をもらい、富山新聞にも注目していただいたり、いつにも増して調査対象者に親切にして頂いているようで、これでいい結果が出なかったら本人のやる気元気知識がなかったのだろうと断言できるほど、地域の皆さまには温かく迎えて頂きました。改めまして感謝申し上げる次第です。

さて、ささやかではございますが来たる12月10日舟橋会館にて、彼らの進めてきた地域調査の成果発表会を以下の通り実施することになりました。本日はそのご案内をさせて頂きます。
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舟橋村調査 成果発表会 (富山大学人文学部人文地理学研究室)
会場:舟橋会館
開場:16:00  開会16:15


■プログラム
16:20 村長挨拶(舟橋村長・金森様)
16:25 主催挨拶(鈴木晃志郎)
16:30 成果発表会(発表13分・質疑5分)
・笠嶋勇介 「越中舟橋駅駐車場の利用圏」
・串田勘伍 「見守り活動に関する空間的分析 ―富山県舟橋村を事例に―」
・澤村祐矢 「児童から見た小学校での食育活動の意義
  ―舟橋小学校での大豆栽培・豆腐作り活動を事例に―」
・寺畑友貴 「舟橋村における住民の防災意識について」
・野口晴菜 「舟橋村立図書館の利用実態」
・原 征駿 「子育て支援センターの選択要件」
・渡邊大河 「舟橋村における高齢者の移動手段」
18:50 総括(大西宏治)

成果発表会2017

テーマ : 学校行事    ジャンル : 学校・教育

平成29年度防犯教育指導者講習会にて講演しました


Category: 会議やったよ   Tags: ---
昨年度からご縁を頂いている『防災教育を中心とした実践的安全教育総合支援事業推進委員会』からのご下命で「平成29年度防犯教育指導者講習会」での話題提供の機会をいただき、『地理学からみた防犯教育指導の考え方』の題でお話しをさせていただきました。

この講習会は、県内の小中高校で防犯教育をご担当になっている先生方のために行われているもので、県警の方からサイバー犯罪からどう児童生徒を守るかといったご講演があったり、事例報告の形で小学校の取り組みが紹介されたりして、参加者で情報共有するという趣旨で行われているもののようです。いわば最前線のエキスパートの先生方を前に気後れするばかりでしたが、日常生活理論や割れ窓理論などの基本的な概念説明、カンターやブラウティガム夫妻による(略奪者仮説の)検証を踏まえて、犯罪者のパターン分析はできても犯罪を抑止することはできないこと、ちょっとした環境改変や当事者意識の向上がどれほど抑止に役立つのかといった話をさせていただきましたが、今ひとつ上手くお話しできなかったような・・。済みませんでした。私自身もちょっと論点整理が十分でなかったなと反省しております。

学校が地域社会に対してハードルを上げたのは、恐らく池田小学校での一件の後ではないかと思いますが、そうなった場合に学校にできることには限界があります。一方でこの時期以降に誕生した見守り活動のように地域で子どもを見守る活動には「割れ窓効果」を低減し、地域の社会関係資本を強化する効果が期待できます(これはあいさつ運動、声掛け運動などでも同じです)。指導者の皆さまがプロ意識のゆえに1人で責任や負担を被るのではなく、もっと地域の方々を含めて当事者意識をもってもらい、「挨拶」や「見守り」などの小さな協力をしていただけるような工夫を考えることのほうが、実は犯罪の抑止に効果があるのだということを申し上げたかったのですが、やはり自分自身の理解が十分でなかったのでしょうね・・。舌足らずで済みませんでした。

テーマ : 教育問題について考える    ジャンル : 学校・教育

2017年度・文献講読・受講生選定論文リスト(随時更新)


Category: 文献講読   Tags: ---
The Selected Articles List of The Classes on Literature Readings, 2017
2017年度の文献講読で選ばれた論文のリスト

和 文 講 読
01. 後藤拓也 2016. 食品企業による生鮮トマト栽培への参入とその地域的影響―カゴメ(株)による高知県三原村への進出を事例に―. 地理学評論 89(4): 145‒165.
02. 大塚昌利 1980. 浜松地域における楽器工業の集積. 地理学評論 53(3): 157-170.
03. 金玉実 2009. 日本における中国人旅行者行動の空間的特徴. 地理学評論 82(4): 332-345.
04. 倉原宗孝 2005. まちづくりにおける「老い」の視点の意義と実際に関する考察. 日本建築学会計画系論文集70(592): 163-170.
05. 田原裕子・荒井良雄・川口太郎1996. 大都市圏公害地域に居住する高齢者の生活空間と定住意思. 人文地理 48(3): 301-316.
06. 上島智史2011. 近世対馬における城下町の空間構造. 歴史地理学 53(4): 19-37.

英 文 講 読
01. Yui, Y. 2006. Purchases of Condominiums by Single women and their backgrounds in Tokyo housing problems for women. Geographical Review of Japan 79(12): 629-643.
02. Matsui, K. 2010. Commodification of a rural space in a world heritage registration movement: Case study of Nagasaki Church Group. Geographical Review of Japan Series B 82(2): 149-166.
03. McEwan, C. 2017. Spatial processes and politics of renewable energy transition: Land, zones and frictions in South Africa. Political Geography 56: 1-12.
04. Yasuda, S. 2017. Managing Halal knowledge in Japan. Asian Journal of Tourism Research 2(2): 65–83.
05. Norito, T. 2012. Structural features of the east Asian food systems and dynamics: Implications from a case study of develop-and-import scheme of Umeboshi. Geographical Review of Japan Series B 84(2): 32–43.
06. Tanaka, K. 2008. Recent trends and issues in geographical studies on modern transportation in Japan. Geographical Review of Japan 81(5): 292-302.
07. Eckert, J. and Vojnovic, I. 2017. Fast food landscapes: Exploring restaurant choice and travel behavior for residents living in lower eastside Detroit neighborhoods. Applied Geography 89: 41-51.

テーマ : 英語・英会話学習    ジャンル : 学校・教育

新しいタイプの投稿勧誘に遭遇しましたのでご報告


Category: お知らせ   Tags: ---
ネタ的にはすっかりOutdatedになってしまいまして、すっかり関心を失っていたOA/ハゲタカ出版関連の話題ですが、久しぶりに凄いのと遭遇してしまいました。これは(もしエセ出版社だとしたら)凄くいい出来です。まずは送られてきた文章を。
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Dear Dr. SUZUKI Koshiro,

Greetings form the Journal of Brain, Behaviour & Cognitive Sciences

Looking at your contribution in the past towards development of scientific community, we are considering you as potential author and are pleased to inform you that the Journal of Brain, Behaviour & Cognitive Sciences is under process of accepting the papers within its realms.

We have gone through your publication entiled “A Cross-Cultural Comparison of Human Wayfinding Behavior Using Maps and Written Directions” and were very impressed by it. We would like to know your availability of submitting such interesting articles to our Journal upcoming issue.

Journal of Brain Behavior and Cognitive Sciences is an peer-reviewed, scientific journal that provides a quality platform to publish the most complete and reliable source of information in the mode of original articles, review articles, case reports, short communications, etc. in all areas of behavioral and clinical neuroscience, brain mapping unit, cerebral pharmacology, cognitive ageing, cognitive neuroimaging, cognitive psychology, computational modeling, neuropharmacology, neurophysiology, neuroscience, parkinson’s disease, alzheimer’s disease and other areas justifying the title of the journal. For more details please go through Behaviour and Cognitive Science Journal

If possible, We would appreciate receiving your submission through online tracking system at Cognitive Sciences Journal (or) send as an e-mail attachment to editorial office at jbbcs@neurologyinsights.org. It would be great if you could submit by November 25th, 2017 so that we could process it for the next Issue.

We will be looking forward to hear a positive response from you soon.

Best regards,
William Rupert
Editorial Assistant
Journal of Brain, Behaviour and Cognitive Sciences
Tel: +1-702-508-2676
Email: jbbcs@neurologyinsights.org


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怪しい理由はですね、DOAJにこの電子ジャーナルに関する情報が無いこと、Archiveが開けないことですが、ハゲタカ雑誌のリストを更新していたBeall氏のウェブサイトがスラップ訴訟に巻き込まれたらしく閲覧できなくなってしまったので、この勧誘がエセ出版社かどうかの判断を留保している状況です。

それでもここに仮の情報をアップさせていただいた理由は:
(1)私の論文のタイトルと中身をちゃんと理解して、それに見合った雑誌名で勧誘をしている
(2)不特定多数への一括送信ではなく、一対一で送信している(フィルタリングされにくくなる)
(3)Editorial Boardに掲載されている編集委員がみな実在の人物である

・・の3点で、今までの笑って済ませるタイプの投稿勧誘メールよりも確実に内容が洗練されていると思われるからです。
実在の(しかも先進国の)研究者が編集委員に名を連ねているとなれば、学術雑誌としての信頼性は確実に向上します。ただし、彼らが実際にこの雑誌の編集委員を引き受け、この雑誌は怪しい雑誌ではないと承知しているなら、ですが。

この場合、真贋を確かめる方法は1つしかありません。というわけで現在、編集委員名簿の中の3人へ実際にメールを送り、名前を使われていないかを照会中です。返答がきましたら結果を追記しますので、同じようなメールをもらった方は今しばらく(この話に乗るのは)お控えください。
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【2017年10月22日:追記】
お二人から返信がありまして、彼らが実際に編集委員になることを許諾したとの回答を得ました。そのうちのお一人は世界的にも権威と言って良いレベルの研究者ですが、大変真摯に回答を寄せてくれました。この人物は「オープン・アクセス誌において適正な審査と低コスト化の中核的な役割を果たすことで、この雑誌をハゲタカ雑誌ではないものにしていくことが、良き編集委員の役割だと考えた」ことから引き受けたと言っておられました。

この雑誌は創刊されたばかりで、まだアーカイブも公開されていません。しかし、彼ら編集委員によって適正な運用がなされれば、まっとうな雑誌になり得ます。もちろん、実体はハゲタカ出版と同じになり、彼らは名義貸ししただけに終わるかも知れませんし、そうなれば彼らは間もなく辞任することになるでしょう。
念のため以下の質問項目を送信者に照会し、結果は公開すると伝えました。彼らがSincereであれば返信してくるはずですので、公開させていただきます。この新興誌がこの後どうなっていくのか、しばらく観測を続けさせていただきます。
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Greetings from Japan. Thank you for your encouragement.
Of course I do some cognitive mapping research and some projects are ongoing. Additionally I am interested in recent rapid progress of open access movement. Now I must beg of you to be asked several questions regarding the credibility of your journal before I consider it as a possible alternative. Please note that I have a blog in Japanese. Your reply will go public and reach a wider Japanese audience. I promise that your sincere reply will help removing the skepticism for the journal.

1. 掲載論文にDOIは付くのか?
Do all the articles on your journal obtain and possess DOI?
2. もしDOIがない場合、掲載論文への永続的なアクセスをどう保証するか?
If not, how we can ensure that each paper has an individual permanent access?
3. DOAJに未掲載だが、掲載される予定はあるのか?
Your journal is not included in DOAJ. Why? Is there any concrete plan to be included?
4. ISSNは取得済みか?
What is the ISSN number for the journal?
5. 誰が査読を担うのか?最終的な掲載の判断を誰がどうやって担うのか?
Who are the possible reviewers? Who will maintain an essential decision for the publication and how?
6. 掲載論文の認知度を高めるための御社の方策は?メジャーな学術情報リンクと接続されているのか?
How your publisher secure the published articles for gaining an international recognition? For instance, does your publisher have the link to Springerlink, Sciencedirect and so on?
7. 本誌および御社の雑誌のいずれかにインパクトファクターはあるのか?
Do(es) your journal(s) have any impact factor?

--2017.10.31追記--
ご担当のWilliam Rupertさんから返信を頂きました。これをお読みになってどうお考えになるかは人それぞれでしょう。真摯に返信してきた点は評価できますし、これを従前のハゲタカ出版社と同じには扱ってはいけない(ブラックな雑誌ではなく、将来性も含めて未知数の新興誌として扱うのが妥当)と感じた次第です。もちろん掲載料ビジネスではあるのでしょうが、学術情報データベースへのリンクが確保され、APCの金額が妥当な範囲に収まり、本当にDOIが貼付されるのであれば、架空の出版物ではなくなりますから、あとはコスト・パフォーマンスの問題(APCの金額と雑誌掲載に対する評価とのトレードオフ)になるのではないでしょうか。ひとまず、これでこの雑誌の件はいったん更新を終了し、今後の推移を見守ることにしたいと思います。
Thank you for your prompt response.
We are very happy on hearing from you.
As our journal is newly launched journal, we need support from eminent people like you.
By the release of our first issue our journal will get DOI and your manuscript will get an individual permanent access.
our journal is open access and having double blinded peer review process.
We have a great number of viewers across the globe, so that your manuscript will gain wider recognition.
Please let us know the possible date of submission.
We look forward to hearing from you soon.
If you have any further queries, kindly revert back to us.

テーマ : 本の紹介    ジャンル : 学問・文化・芸術

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