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活動報告

鈴木晃志郎(富山大学准教授)の活動報告ブログです

 

ようこそ、いらっしゃいませ。


Category: 本ブログについて   Tags: ---


富山大学 人文学部 人文学科
社会文化講座に所属する、鈴木晃志郎と申します。

地理空間を共有する人々が、異なる価値観や意識を抱き
時には、それが原因で摩擦や誤解まで生じてしまう。
一体なぜ、どこからその齟齬は生まれてくるのか、
どうすればそれを軽減できるのか、を研究しています。

こちらは私の個人ウェブサイトの一部で・・・
・研究者(特別イベントがあれば教育者)としての活動の近況報告
・私の専門に関係するシンポジウム、公開講座、イベントのご案内
・成果物の公表(著作権が絡まないものに限る)


をするための、備忘録的なスペースです。
一般的な意味での日記やブログではありません。



私のウェブサイトへお越しいただける奇特な貴方は
このリンクをクリックして移動なさってください。


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テーマ : 読み聞かせ・ブックトーク    ジャンル : 学校・教育

2018年度・文献講読・受講生選定論文リスト(随時更新)


Category: 文献講読   Tags: ---
The Selected Articles List of The Classes on Literature Readings, 2018
2018年度の文献講読で選ばれた論文のリスト

和 文 講 読
01. 竹之内 耕 2011. 糸魚川ジオパークと地域振興. 地学雑誌120(5): 819–833.

英 文 講 読
01. Nakanishi, R. 2016. Formation of the Japanese colonial city of Dalian: A focus on the backgrounds of successful Japanese businessmen and elites. Geographical Review of Japan Series B 88(2): 86–95.

経済地理学会中部支部例会で話題提供させていただきます。


Category: 学会行ったよ   Tags: ---
数学に強い地理学の精鋭が集まっているという印象から、私的には大変敷居の高い経済地理学会から、ひょんなご縁でお声掛けいただき、明日の中部支部例会で鞆の浦の話題を提供させていただくことになりました。

2016年に広島県が事業を断念したことで、対外的に鞆の浦の問題は「終わった話」になってしまいましたから、今さら私が話をしても興味を持っていただけるのかどうか心許ないところです。ただその一方、私にはここ二年ほど、自分なりに積みあげてきた鞆の浦の研究に区切りをつけるべく進めてきた分析があります。すでに英文で原稿も書き、一度は海の向こうで掲載を狙ってもみたのでした。なかなか受理されずに悩んだ挙げ句、塩漬け状態になってしまっていたので、明日はご参集の先生方から沢山お知恵を授かり、何か突破口のヒントになるような啓示が得られないものかと、少々よこしまな期待をしております。

一時とはいえかなり中の方まで入っていた人間として、火中の栗を拾う面白さとしんどさをありありとお伝えできたらと思います。皆さま、明日はよろしくお願い申し上げます。
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中部支部9月例会【Web
日時:2018年9月29日(土)14時〜17時

報告者・題目:
■伊藤健司(名城大学):東海地方の産業立地と地域経済の動向
  —経済統計資料による概観—
■鈴木晃志郎(富山大学):地理情報システムを用いた住民意識の可視化の試み
  -鞆の浦港湾架橋問題をめぐって-

会場:名城大学ナゴヤドーム前キャンパス 南館4階 DS403教室
    (名古屋市東区矢田南四丁目102番地9)
交通:名古屋市営地下鉄名城線「ナゴヤドーム前矢田駅」下車、徒歩約3分
   JR中央線または名鉄瀬戸線「大曽根駅」下車、徒歩約10分

※例会終了後、懇親会を予定しております。
※中部支部12月例会は、12月8日(土)午後に中京大学での開催を予定しております。詳細は改めてご案内いたします。
連絡先:伊藤健司(名城大学)


テーマ : 行事    ジャンル : 学校・教育

穴の谷での地域調査が論文になりました。


Category: 論文書いたよ   Tags: ---
ご報告が遅れてしまいましたが、昨年度から投稿していた、穴の谷霊場での地域調査をまとめた論文が、地理科学学会の機関誌『地理科学』に掲載されました。
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鈴木晃志郎・島田章代・伊藤修一 2018. 口コミの効果を通じてみる霊場の脱聖地化と広域化―富山県「穴の谷霊場」を事例に―. 地理科学 73(2): 50-65.

地理科学の表紙

私が大学院の授業として開講している科目の中に、「人文地理学特論演習」があります。この演習のなかで、授業を取ってくれた大学院生と一緒に一年間かけて何か地域調査をし、あわよくば論文投稿するところまでを体験的に学ぶという試みを、ここ数年細々とやってきました。この論文も、その演習科目で取り組んだものがべースになって掲載にこぎつけたものです。

たまたま三年ほど前のあるとき、当方の大学院に社会人入学してくださった島田さんとこの特論演習のテーマ決めの歓談中、「水汲めるだけのところなのに、県外から人が来るんです」という話を聞き、面白そうだと出かけてみたのが、穴の谷の調査を構想するきっかけでした。麓に数十世帯しかない小さな集落があるだけの辺鄙な山道を半信半疑、車で上がっていくと・・

水くみの人

本当に次々と、リアカーで大量の水を取水して積み込んでいる人がいるではありませんか。それも県外ナンバーの。なぜこんな山奥に県外から、わざわざ水を汲みに来るのだろう?そう考えるだに俄然面白くなって、真面目に調査することにしたのでした。

この調査は、対象地「穴の谷霊場」を運営されている弘真会の金城さんに大いに助けられた、幸運な調査だったと思います。霊場を開いた(といってもいい)弘真尼が亡くなって半世紀、民間ベースで運営され、新興宗教チックな由来をもつこの場所には、入り込み客数はもちろん沿革を物語る記録はほとんど何もなく、金城さんがそれを知る最後の語り部という状態になっていました。そのような場所へ、このタイミングで我々が足を踏み入れたのも何かの縁だったのでしょう。調査の過程でそれを知ったこともあり、この論文には表の顔と裏の顔、2つの顔が見え隠れする論文として書き上げられていくことになったのです。つまり一方では「口コミ(Word-of-Mouth)研究の適用可能性を検討する」をテーマに掲げ、来訪者の意識調査を行って「どこにでもある水を県外まで汲みに来るのはなぜか」を明らかにしようとしていながら、もう一方では消え去ろうとしていたこの小さな湧水地の小史を可能な限り正確に詳しく記し、それを学会誌の権威を借りてある種の正史として残そうという、隠れた目的があったのでした。

人文学部に着任して8年、このところ文科省の中期計画の絡みで人文科学への風当たりが強まり、忸怩たる思いをすることもしばしばです。再現可能な事象を扱う科学(医薬理工)からすると、再現不可能な現象を主に扱っている人文科学は、そのユニークネスゆえに国際誌にも滅多に載りませんし、ヌルイ仕事をしている、世の中の役に立っていない、ように見えるのは理解できます。しかし、再現不可能な事象は一度消滅してしまえば、二度と取り戻すことはできません。後代になってそこに新たな価値を人々が認めるようになったとしてもです。ゆえに、我々人文科学者は、できるだけ豊かな想像力を働かせて対象が潜在的に有する可能性を見出し、まずは記録に残す(アーカイビング)することをとても大事にしています。

審査の過程で「冗長だから、穴の谷の沿革については削ってはどうか」と査読者の方にも言われ、仰ることは全くごもっともと思いつつも、沿革の一部を注に移動するなどして懸命に回避を試み、結局沿革については投稿時の内容から一文字も削らずに掲載していただくことができました。かつて「文化的景観」のイデオロギーが棚田や里山に新たな光を当てたように、人間の価値観はいつどう移ろうのか誰にも分かりません。せいぜい半世紀少々しか歴史のない、小さな小さな観光地の記録ではありますが、その記憶が途切れる前にアーカイビングのお役に立てたことは、それが地理科学に載ったことと同じくらい、誇れることだと思っている次第です。

テーマ : 一人言    ジャンル : 学校・教育

日本地図学会が開催されました


Category: 学会行ったよ   Tags: ---
去る8月下旬(26日~29日)、本学で日本地図学会が開催されました。
私が学部や大学院にいた頃は、地図センターか日大でやっている記憶しかなかったのですが、ここ数年で地方大会を開催する試みを始めたんだそうです。ICCの東京大会を来年に控えていることもあって、今年は国際地図学連合の副会長をしているKraak先生の講演会も組まれるなど、地方学会でありながら結構本格的なイベントになっていました。
差配の殆どは大西先生がご担当になり、私は下働きのみでほとんど何もお役に立てず申し訳なかったのですが、会場校の役得でちゃっかり学会は拝聴させてもらいました。最終日の黒部巡検は、あいにくの雨模様。しかし、引率された水嶋先生の見事なご解説には目から鱗が何枚も落ち、いや~行って良かったなとしみじみ。大変勉強になりました。

杉沢内部

個人的には、気にはなりつつも今まで一度も足を踏み入れたことの無かった杉沢でのひとときが大変快く印象に残りまして。黒部の豊かさをしみじみと感じた次第です。本当に美しい場所ですね。しかも入園料がタダという。全てがゼニに換算される都会ではこうはいかんでしょう。

テーマ : 行事    ジャンル : 学校・教育

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