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活動報告

鈴木晃志郎(富山大学准教授)の活動報告ブログです

 

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ようこそ、いらっしゃいませ。


Category: 本ブログについて   Tags: ---


富山大学 人文学部 人文学科
社会文化講座に所属する、鈴木晃志郎と申します。

地理空間を共有する人々が、異なる価値観や意識を抱き
時には、それが原因で摩擦や誤解まで生じてしまう。
一体なぜ、どこからその齟齬は生まれてくるのか、
どうすればそれを軽減できるのか、を研究しています。

こちらは私の個人ウェブサイトの一部で・・・
・研究者(特別イベントがあれば教育者)としての活動の近況報告
・私の専門に関係するシンポジウム、公開講座、イベントのご案内
・成果物の公表(著作権が絡まないものに限る)


をするための、備忘録的なスペースです。
一般的な意味での日記やブログではありません。



私のウェブサイトへお越しいただける奇特な貴方は
このリンクをクリックして移動なさってください。


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テーマ : 読み聞かせ・ブックトーク    ジャンル : 学校・教育

近況報告


Category: モノローグ   Tags: ---
特に新しく書くこともなかったのですが、fc2にお借りしているこのブログ、一ヶ月更新しないでいると「その内臓脂肪は一ヶ月で溶かせる!」とか「婚活で理想の彼と出逢えました!」バナーがトップに来てしまうので、近況報告を少々。いずれ実物が公表された時点で追記しますので、その際にこの記事は削除させていただくことになるかと思います。

1.今春、ポルトガルのマデイラで発表した A Newly Emerging Ethical Problem in PGIS - Ubiquitous Atoque Absconditus and Casual Offenders for Pleasure が、Springer社の Communications in Computer and Information Science (CCIS) というシリーズ本のチャプターに採録していただけることになりました。このシリーズは上記を発表した GISTAM 単体の刊行物ではなく、人工知能や情報科学に関する複数の国際学会で公表されたプロシーディングスの中から選ばれた論文が採録され、編集者もカンファレンスとは別の人々(Barbosa, S.D.J., Chen, P., Filipe, J., Kotenko, I., Sivalingam, K.M., Washio, T., Yuan, J., Zhou, L.の各氏)が担当しています。そんな晴れがましい舞台に川崎国とノエル君がお立ちになるというのはかなりオモロイというか、ごめんなさいという感じですが、ノエル君におかれましてはアカデミックな世界でも有名人の仲間入りで、おめでとうございますとお伝えしたいと思います。
 恐らくは二重投稿を避けるためでしょう。〆切は8月とあまり間が無いにもかかわらず、内容の3割以上を改稿、タイトルも変更、結論も書き換えなければならないそうで、最早新しい原稿をもう一つ書くのとあまり変わらないような。和文で公表してきたプライバシーに関するレビューの部分を増幅、インターネット愉快犯はあくまで新たな事態の1つという位置付けに格下げして、地理空間情報の倫理に関する総説のような体裁にしなければいけないだろうなと思っています。

2.昨年の地理科学学会で発表させていただいた穴の谷霊場に関する調査報告が、地理科学学会の機関誌『地理科学』に掲載されることが決まりました。次の号(73巻2号)でお目に掛かります。もともとは、「一緒に地域調査をやり、それを論文化する経験を積む」を謳い文句にした修士課程の実習科目の一環で、昨春まで在籍していた島田さんとやり始めた調査でしたが、本当に論文まで高めることができて僥倖でした。後輩の伊藤さんには統計処理の段で頼もしいお力添えをいただきました。また、査読者の方には論旨に関する的確なお導きを頂き、お陰様で後付けの理屈(口コミ研究)を無理なく調査結果と連結させることができました。ご覧になっているかは分かりませんが、この場をお借りして御礼申し上げます。

テーマ : おしらせ    ジャンル : 学校・教育

イタイイタイ病と観光との関係について、記事にコメントしました。


Category: 社会にお返し   Tags: ---
昨年行われた人文知コレギウム、与えられたテーマが『富山、「病い」の未来を切り拓く』だったものですから、それに合わせて「ダークツーリズムの視角からみた観光地富山の可能性」と題した話題提供を致しました。今春には、口頭発表の概要をチャプター(書籍の1章)にもまとめさせていただいたのですが、これらに興味を持ってくださった北陸中日新聞の山中さんから、イタイイタイ病とダークツーリズムの関わりについて何度か取材を受けてきました。今般、それを反映した記事が載っていることを同僚の先生に教えていただいたので、遅ればせながらご紹介します。
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イ病公害病認定50年(上) 語る・巡る(中日新聞:5月4日付)
負の歴史 語り継ぐ観光を イ病 患者ら高齢化で模索(中日環境net:5月6日)
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理不尽にも罹災され、時には謂われのない差別にも見舞われたであろう当事者の方々にとって、こうした罹災体験は忌まわしく、振り返るのも嫌なものですし、ましてその傷跡を他者から触られることに大きな抵抗を感じるであろうことは誰しも容易に予想がつきます。ただ、どんなに鮮烈で暗い過去も、時間とともに風化し忘れ去られていくことは避けられません。記憶が歴史の一部として整理されていく過程で、捨象されリアリティを失っていくものも出てきます。こうした失われゆく記憶のアーカイビングに一役買うのがダークツーリズムです。

その性質上ダークツーリズムは、人の不幸を見世物にする不謹慎な物見遊山と捉えられがちです。ただ、これはホスト(迎える側)のみならずゲスト(観光する側)にも言えることで、彼らもホストの側と同様の「物見遊山ではないのか」という後ろめたさの中で観光をするのだということは理解しておく必要があるでしょう。その後ろめたさゆえにこそ、当事者や現場で繰り広げられるリアルなストーリーに謙虚に耳を傾ける姿勢が生まれるともいえます。だからこそダークツーリズムは、何をどう見たらよいのかを、語り手がきちんとストーリーとして紡いであげることが、受け取る側の姿勢にとても重要な意味をもつ観光だといえるでしょう。

語り部による生々しい罹災体験や視覚に訴えるモニュメントも重要ですが、それらを通じて得られる体験を受け手の側が咀嚼するのを助けるためには、周到に編まれたインタープリテーション(第三者視眼からみた解釈・翻訳)が極めて重要です。特にイタイイタイ病の場合は、象徴的なモニュメントの多くがすでに失われていますから、失われた(隠蔽された)記憶をどのようにして来訪者にありありと伝えるのかが決定的な意味を持つでしょう。

このことを示す重要な研究として、かつての収容所跡で行われているダークツーリズムを比較したStrange and Kempa(2003)の報告があります。それによると、劣悪な環境に抵抗して立ち上がった囚人たちの人間模様を丁寧に提示したロベン島では、観光客も物見遊山の態度を改め、囚人たちへの敬意を示すようになったというのです。当事者の語りに充分な共感を保ちつつ、どのようなターゲットにその素材をどう「見せる」のかをプロデュースする冷静なまなざしの重要性を、この研究は物語っているといえるでしょう。記事では当事者たちの話が多く出てきていましたが、イタイイタイ病の過去と現在に充分な理解をもち、その上に立って適切な取捨選択とインタープリテーションの構築ができるプロデューサーとストーリーテラーが加わること。それによって彼ら当事者の試みは遙かに実り多いものになるのではないかと感じました。

Strange, C. and Kempa, M. 2003. Shades of dark tourism. Annals of Tourism Research 30(2): 386-405

テーマ : 生きる力    ジャンル : 学校・教育

地域生活学研究:特集号の全文公開と、新号原稿募集開始について


Category: お知らせ   Tags: ---
諸事情から公開を見送ってまいりました地域生活学研究第7号(2016年)での特集号『再生可能エネルギーと景観』ですが、きたる5月1日から、弊誌の地域生活学研究ポータルおよびJ-Stage上で全文公開を開始します。実はこの特集、書籍化を企図していた関係で心ならず全文公開を差し止めざるを得ず、公開が遅くなってしまいました。ご不便をおかけして参りましたことをお詫び申し上げます。これと併せて、6号以降に弊誌に発表された論文等につきましても、著者の同意が確認できていない二三の例外を除き、全てリポジトリ上の地域生活学研究ポータルおよびJ-Stageの両方で全文公開してまいります。

また、諸事情から原稿募集の開始が遅れておりました今年号(第9号)につきましても、間もなく富山大学のリポジトリ上にある地域生活学研究ポータル上に9号のフォルダが加わって投稿規定等のファイルが置かれ、今年の募集が開始されます。実はすでにご寄稿もいただいており、募集開始の手続きの前に原稿を受け取るという失態を演じてしまいました(恥)。投稿規定等の公開をお待ちいただいていた方は、昨年までの送付先に送って頂ければ今でも問題なく審査に供することができますので、忌憚なくお送りくださって結構です。よろしくお願いいたします。

テーマ : 大学通信教育    ジャンル : 学校・教育

「人文知のカレイドスコープ」が刊行されました。


Category: 論文書いたよ   Tags: ---
昨年の6月から、私の所属する富山大学人文学部で、連続講座『人文知コレギウム』が開催されてきたことは以前ご紹介しました。私も、その初回でダークツーリズムの視角から富山をみるとどうなるかといった話題提供をさせて頂きましたが、このほどその一年目で話題提供をした有志の原稿を集成したものが『人文知のカレイドスコープ 富山大学人文学部叢書1』として、桂書房から刊行されましたのでご紹介します。

人文知の万華鏡

この書籍には、上記の内容をまとめた「ダーク・ツーリズムの視角からみた観光地富山の可能性」(pp. 12-21)と題する小論を寄稿させていただきました。ただ、当然ながら書籍は白黒印刷ですので、図版の中にはちょっと見にくいものもあります。特に、神通川の河道と汚染分布の広がりを標高分布図にして示した図1は、白黒だと分かりにくいかも知れません。ということで、ブログにこれをカラーで彩色したものを貼っておくことにしました。カラーだと、神通川流域の標高分布が川を中心に扇状になっているようすがはっきり分かります。ついでに言えば、暴れ川で名高い東隣の成願寺川は、扇状地もより巨大であることが分かりますね。西隣に見える筋状のものは井田川の川筋です。

図1彩色版

この図は、国土地理院のDEMデータに川筋と鉄道線、道路といくつかのランドマークを貼っているだけですので、営利目的以外の方は勝手に使い回して下さって構いません(クリエイティブコモンズと称するほどクリエイティブな図でもないですが、そういう著作物と考えて頂ければ結構です)。ちなみに本文にも書いてあるとおり、図中の「強汚染地区」分布は寺西・西条先生の論文(寺西秀豊・西条旨子2013. タイのカドミウム汚染とイタイイタイ病. 社会医学研究30(2): 55-62)に掲載されている原図からトレースしたものです。ただし、当然ながら複製からおおよその輪郭をトレースしているだけですので、過度な正確性は期待しないようにお願いします。こういう図を公開することが描写対象地区にスティグマを刻することになるのではないかという議論は当然あり得ますが、同様の図は他の媒体で数多く公開されており、これ自体特段珍しい資料ではないことは申し述べておきたいと思います。

テーマ : 生涯教育    ジャンル : 学校・教育

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